普段の食生活で、野菜やお肉、フルーツなどをバランスよくとるのは、忙しい現代人にはなかなか難しいことです。
野菜不足や体の疲れやすさを感じていても、毎日が慌ただしくて食生活のことまで頭が回らず、コンビニのお弁当などで食事を済ませてしまう人も多いですよね。
「食生活は変えたいけど、あまり時間がない。」そんな人におすすめなのが、酵素青汁です。いつもの食事にプラスすると、野菜不足やスッキリ感、ダイエットなど、さまざまな効果が期待できます。中でも粒状タイプは飲みやすく、普通の青汁よりも容易に続けることができるので人気があります。栄養価やその働き、飲むタイミングについて、詳しく見ていきましょう。
目次
酵素青汁はどんなものがあるの?それぞれの特徴と口コミ
RICH GREEN(リッチグリーン)
「RICH GREEN(リッチグリーン)」は、ケンプリア(日本薬品開発株式会社)から販売されている、顆粒タイプの青汁です。原料の大麦若葉には、国内でわずかしか採れない「赤神力」(あかしんりき)を使い、成分を壊さないように製造過程を工夫することで、生きたままの状態で体の中に取り入れることができます。
「RICH GREEN」の特徴
「RICH GREEN」に使われている大麦若葉は、赤神力という希少な品種です。葉が大きく、肉厚で柔らかいのが特徴で、現在では「RICH GREEN」の販売元の契約農家でしか作られていません。ケールなど他の青汁素材よりも栄養バランスに優れていて、無農薬で栽培されています。
製造過程にもこだわりがあり、加熱処理を全くしない「活性保存製法」という方法で作られています。この製法によって作られた青汁は、水にとかして振ると泡立ちますが、それは成分が生きているという証拠です。保存料などの添加物がまったく入っていないのも安心ですね。
また、野菜に含まれている酵素は細胞壁に守られているので、普通に食べるだけではあまり吸収されません。「RICH GREEN」の青汁は、大麦若葉を何度も細かくすりつぶすことで、野菜の細胞壁を破壊し、栄養価の高い成分だけを絞って粉末にしています。繊維が残っていないので、体に吸収されやすく、栄養分を効率的にとることができます。
多くの女性の悩みでもある肌のハリやツヤの減少、しわやくすみなどは、酵素が不足していることも原因の一つと言われています。「RICH GREEN」には生きている酵素のほかに、ビタミン類やクロロフィルなどが多く含まれています。ハリやツヤを保つコラーゲンを作る働きをサポートしてくれるので、女性にとっては嬉しいですよね。
「RICH GREEN」の口コミ
では実際に「RICH GREEN」を飲んでいる方の口コミを見てみましょう。
「便秘に悩んでいたのですが、飲み始めて三週間くらいで、毎朝スッキリ来るようになりました!」(28歳女性)
「いろいろな青汁を試してみたけど、どれも味が苦手で断念しました。これは美味しいので続けられそうです」(32歳女性)
「最初はどんな効果があるのかと思っていましたが、泡立ちの良さにびっくりしました。普通の青汁とは全然違います」(41歳女性)
「市販の野菜ジュースは甘すぎて続かなかったけど、これはとても飲みやすいので毎朝の日課になっています」(35歳女性)
「顆粒タイプなので、ヨーグルトや牛乳に混ぜると抹茶風味になり、青汁が苦手な私でも飲みやすいです」(25歳女性)
※効果には個人差があります。
お通じが良くなったとか、飲みやすくて続けられるという声が多いようですね。水でとかして飲むのに抵抗がある人は、ヨーグルトや牛乳に混ぜるのもよさそうです。
そもそも酵素とは何か?酵素の働きについて
私たちが毎日の食事でとる栄養素を効率よく体内に取り込む働きをするのが酵素です。食べたものを消化し、栄養素を体内に送り込んで新陳代謝を促します。体内に存在している量は決まっており、その多くが食べ物を消化するために使われます。
食べたものを消化したら、次は栄養を体内に届ける働きをします。食べ物から栄養を吸収している人間の体には、欠かせない役割です。消化を助ける消化酵素と、栄養を体内に届ける代謝酵素は、もともと体内にあるものですが、加齢とともに減少してしまいます。年齢を重ねると痩せにくくなるのは、代謝を活発にする成分が減ってしまうからです。
体の中にある2つの潜在酵素のほかに、食べ物から摂れるものもあります。食物酵素は消化や代謝活動を助け、減ってしまった酵素の力をパワーアップさせるので、積極的にとりたい成分です。消化と代謝、それをサポートするこの3つの成分は、健康を維持するためにとても重要な役割を果たしています。
消化酵素の働きとは?
普段の食生活で口にするものは、食べただけでは栄養分として吸収されません。食べたものを小さな分子に分解し、消化させる役割を持つのが消化酵素です。この働きによって、栄養分を腸から吸収することができます。主に唾液や胃液、腸液などに含まれていて、その種類は5,000種類以上と言われています。
代謝酵素の働きとは?
食べ物の栄養分を小さく分解した後、細胞に届ける役割をするのが代謝酵素です。栄養が細胞にいきわたることで、体のエネルギー源になり、骨や血液を作ります。髪の毛や爪の成分であるタンパク質の合成も、この働きによるものです。免疫力が上がり、毒素を排出することで、風邪などの病気にもかかりにくくなり、体調を整えてくれます。
食物酵素の働きとは?
もともと体内にあるものとは別に、食べ物に含まれているのが食物酵素です。そのほとんどは体内に吸収されませんが、食事をする前の段階で食べ物を消化しやすいように、胃腸を整えてくれる働きがあります。食べたものの消化がスムーズになることで、細胞に栄養分を送り出す力が強くなり、体が疲れにくくなります。
また、食べ物に含まれる栄養素をパワーアップさせ、新陳代謝を活発にする働きもあります。体の中にある成分の力をサポートし、代謝を良くしてくれるので、野菜不足やダイエット、ストレスフリーな生活を送る人にとっては欠かせないものです。
酵素を摂取するには?酵素が多く含まれるものとは?
健康な体づくりに欠かせない成分であることはわかりましたが、それをどのように摂取するか、またどのような食べ物に多く含まれているのかが気になりますよね。酵素は野菜やフルーツ、発酵食品に多く含まれています。食べ方や摂取するタイミングを知ることで、より体内に吸収されやすくなります。
野菜やフルーツなら生のままで、できればすりおろして食べると成分を多くとることができます。味噌などの発酵食品も、野菜スティックのディップにすれば、野菜も味噌も生の状態でとることができるのでおすすめです。食べるタイミングは食前がベスト。先にこれらの食べ物をとることで、体内の成分の働きをサポートしてくれる効果があります。
野菜やフルーツを生のまますりおろしたり、食前に用意したりして食べるのが面倒な場合は、酵素青汁のような健康食品で手軽に摂取するという方法もあります。
酵素が多く含まれる食べ物で摂取
野菜…ブロッコリー、レタス、キャベツ、ニンジン、セロリ、トマト、大根など
フルーツ…イチゴ、バナナ、キウイ、パイナップル、リンゴ、マンゴー、アボカドなど
発酵食品…納豆、ヨーグルト、ぬか漬け、キムチ、味噌、醤油、麹など
大根やバナナにはアミラーゼという成分が含まれていて、胃もたれを防いでくれます。肉料理や揚げ物に大根おろしを加えると、後味もさっぱりして食べやすいですよね。
バナナが苦手な人は、スムージーなどにすると食べやすくなります。納豆は脂肪分やタンパク質、デンプンを分解する成分が多く含まれていて、血液をさらさらにしてくれる働きもあります。
これらの食品の食べ方や食べる時間帯を工夫すると、より効果が期待できます。
酵素は熱に弱いので生がいい
酵素は熱に弱く、約50℃以上の加熱で死滅すると言われています。そのため、火を使う野菜炒めや煮物などは向いていません。
野菜や果物は、できるだけ生のままで、サラダにして食べると効果的です。体の冷えが気になる場合は、冷蔵庫から出して常温に戻してから食べてください。
発酵食品の味噌も、お味噌汁に使うと成分が失われてしまいます。生の味噌に少し味付けをして、野菜スティックのディップとして使うと、野菜も味噌も生の状態で食べることができて一石二鳥です。
食べる直前に切る
野菜や果物をとるときは、食べる直前に切ります。切ってからしばらく時間を置いてしまうと、酸化して成分がどんどん減ってしまうからです。スーパーなどでよく売っている「カット野菜」は、切ってから時間が経っているのでおすすめできません。
また、普通に切るよりも、すりおろした方が約3倍の量をとることができます。皮には特に成分が多く含まれているので、綺麗に洗ったら皮ごとすりおろします。おろし金はセラミック製よりも金属製の方が、細かくすりおろすことができるのでおすすめです。
なるべく食前に食べる
「何を食べるか」と同じくらい重要なのが「食べる順番」です。生野菜や発酵食品は、食事をする前、胃が空っぽな状態で食べると効果的です。先に成分を体内に送りこむことで、後から食べるものの消化を良くする働きがあります。
注意したいのはフルーツの食べ方です。食事を終えた後にデザートとして食べることが多いですが、少なくとも食事を終えてから3時間は空けてください。他の食事と同じタイミングで食べると、フルーツと他の食べ物が胃の中で混ざり、うまく消化することができません。フルーツに含まれている成分も、役目を果たせないまま腸へ送られてしまいます。
また、フルーツの種の中には「酵素抑制物質」が含まれているものがあります。食べ物の消化を妨げてしまうので、体が危険を感じて消化しようと頑張った結果、栄養分を細胞に届ける成分が減ってしまいます。栄養不足や新陳代謝が悪くなる原因にもなるので、スイカやぶどうなどの種は、生のままでは絶対に食べないでください。いちごやトマト、キウイ、きゅうり、トマトなどの小さい種は、生のままでも安全です。
酵素青汁やサプリメントで摂取
バランスの取れた食事に気を遣っていても、1日に摂取する野菜の目安量がどれくらいか、把握している人は少ないのではないでしょうか。今の日本人の食生活の平均では、野菜が圧倒的に不足しています。普段の食事に、生野菜やフルーツ、発酵食品を取り入れるのが難しい場合は、サプリメントなどで補いましょう。
どのくらいの量の野菜が不足しているのか?
1日に摂取する野菜の目安量は、成人で350g以上と言われています。そのうちの120gは緑黄色野菜です。年代別で見ると、野菜を最も多くとっているのは60代で約320g、一番少ないのが20~30代で約250gです。地域や個人によって差はありますが、全体的に野菜が不足しているのがわかりますね。
酵素青汁がおすすめ
1日に野菜を350gと言われてもピンときませんが、ほうれん草のおひたしの小鉢一皿分が70gだとすると、最低でも5皿以上は食べなくてはなりません。忙しい毎日を送っていると、なかなか難しい量ですよね。普段の食生活に野菜をプラスするなら、酵素青汁がおすすめです。
市販の青汁の中には、製造過程で加熱処理をしているものがありますが、それだと成分が壊れてしまいます。低温で乾燥させて成分が壊れないように工夫されているものや、植物由来の酵素エキスが含まれているものもあります。これなら野菜不足も手軽に解消できますね。
酵素青汁の効果。飲むタイミングで変わる?
酵素青汁は野菜不足の解消や栄養補給、ダイエットやスムーズな便通をサポートしてくれる働きがあります。薬ではないので飲むタイミングに決まりはありませんが、目的によって飲む時間を変えることで、より高い効果が期待できます。野菜不足の解消や栄養を補給するなら起床後、ダイエットなら食前、身体の内側からスッキリさせるには寝る前がおすすめです。
野菜不足改善や栄養補給
朝は身支度が忙しくて、朝食をとらない人も多いですよね。食べたとしてもパン1枚にコーヒーだけだと、野菜に限らず栄養全般が不足してしまいます。1日の最初のエネルギー源になる朝食は、バランスよく食べたいですよね。
野菜不足の改善や栄養補給を目的として飲むなら、朝起きてすぐに飲むのがベストです。寝ている間は汗をかくので、思っているよりも体は消耗しています。起きたばかりの体は栄養を吸収しやすい状態なので、より効率的に成分を体内に送りこむことができます。
ダイエット目的
野菜や汁物を最初に食べ、ごはんやパンなどの炭水化物を最後に食べる「食べ順ダイエット」は、いまや定番となっています。炭水化物を最初に食べてしまうと、血糖値が急上昇し、その後に食べた油分などを吸収して太りやすくなってしまうことも。でも食事のたびに毎回、野菜を用意するのも大変ですよね。
ダイエット目的なら、食事の前に飲むのが効果的です。空腹時に飲むことで、満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぐことができます。その後に食べるものの糖分や油分を吸収する力が穏やかになり、血糖値の上がり方もゆるやかになります。血糖値が高い状態だと脂肪が分解されず、痩せにくくなってしまうので、食前に飲むのがベストです。
身体の内側からスッキリさせる目的
女性の悩みで特に多いのが「便秘」です。お通じがよくないと、お腹が張ってお気に入りの洋服も綺麗に着こなすことができません。肌荒れやニキビの原因にもなるので、体の中から綺麗になりたいですよね。
身体の内側からスッキリさせたい人は、寝る前に飲むのがおすすめです。寝ている間に成分が働き、腸内環境を整えてくれます。ただし、腸の動きが活発になりすぎて眠れなくなったり、気分が悪くなったりする場合があります。このようなときは飲む時間を変えるなど、うまく調整してください。
酵素青汁を購入する前に気をつけること
飲むと体にいいことばかりが起こるように見えますが、場合によっては持病が悪化したり、アレルギー反応を起こしたりすることがあります。以下に当てはまる場合は必ず医師に相談してください。
腎臓が悪い人
青汁に多く含まれているカリウムやビタミンAは、腎臓が弱っている人が飲むと高カリウム血症などを引き起こしてしまいます。腎臓が悪い人は、飲む前に必ず主治医に相談してください。
ワーファリンを服用している人
青汁に含まれるビタミンKには、血液を固まりやすくする働きがあります。ワーファリンは逆に血液が固まらないようにする薬なので、薬の効果が十分に発揮されないことがあります。心臓や血管の病気を持っている人は特に注意が必要です。
不妊治療をしている人
青汁に含まれているビタミンKが、不妊治療の妨げになる場合があります。不妊治療を受けている人は、自己判断しないで飲む前に、必ず主治医に相談してください。
アレルギー体質の人
青汁を飲んで吐き気や発疹などの症状が出たら、すぐに飲むのを中止してください。成分にアレルゲンがあると、アレルギー症状が酷くなってしまいます。もしアレルゲンが特定できているなら、買う前に必ず成分表示を確認してください。
その他にも、慢性的な疾患を持っている人は、飲む前に必ず主治医や薬剤師に相談してください。また、体にいいからといって飲みすぎると、下痢や便秘などで逆効果になってしまいます。決められた1日の目安量を守ることが大切です。
酵素青汁のまとめ
人間の体の中にある酵素は、消化を助け、栄養分を届けるという大切な役割をしています。その成分の能力をサポートするには、食べ物から補うことが大事です。野菜やフルーツ、発酵食品を食前にとることで、体内の成分がより強化され、新陳代謝を活発にしてくれる効果があります。
これらの食品を、毎日の食生活に取り入れるのが理想的ですが、忙しい日々を送っているとなかなかそうもいかないですよね。そんなときは、酵素青汁がおすすめです。野菜不足の解消だけではなく、ダイエットや身体の内側からスッキリさせる効果も期待できます。
「青汁」と聞くと「まずい」というイメージがありますが、それはひと昔前の話です。最近は栄養価も高く、粒タイプで飲みやすいように工夫されている商品が多くあります。特にここでご紹介した「RICH GREEN」や「酵素青汁111選セサミンプラス」は、口コミでも高い評価を得ているので、初めて飲む人におすすめします。
加齢とともに減少してしまう酵素は、外から補うことが大切です。いつもの食生活に取り入れるだけで、体内にある成分も活性化します。
年齢を重ねても内側からイキイキと輝くために、酵素青汁で健康な体づくりを目指しましょう。